底本・参考文献等について

底本

出雲の国風土記

  • 新編日本古典文学全集5 (風土記)
    • 永青文庫蔵・細川家本「出雲国風土記諸本集」(勉誠社)
    • 対校本に、万葉緯本・倉野氏本・鈔本など。
  • 出雲国風土記 全訳注 (講談社学術文庫1382)

文字のデジタル起こしにwikisourceのデータも参考とし、上記文献により校正ののち、下記原文の処理についてのルールより処理を施した。


参考文献

総てを挙げることは困難なため、特に参考としたもののみを挙げる。

  • 新編日本古典文学全集
    • 古事記 (1)
    • 日本書紀 (2-4)
    • 風土記 (5)
    • 萬葉集 (6-9)
    • 古今和歌集 (11)
    • 新古今和歌集 (43)
  • 日本古典文学大系
    • 古事記・祝詞 (1)
    • 風土記 (2)
    • 古代歌謡集 (3)
    • 萬葉集 (4-7)
    • 古今和歌集 (8)
    • 新古今和歌集 (28)
    • 日本書紀 (67-68)
  • 出雲国風土記 全訳注 (講談社学術文庫1382)

その他、書籍・論文多数。


原文の処理について

  • 基本的に、常用漢字に改め、常用漢字外の字については正字体を用いる。略字/異体字の類についても同様に処理している。
  • 底本・その他写本等に含まれる句読点や返り点については、これを排し、必要に応じてスペース文字を挿入している。
  • 学説の変化等により、各記事の作者の判断で、上記底本から修正を行うことがある。この場合には、註をいれるよう努める。
  • 原文内の割注などは、壱佰捌拾肆所[在神祇官]のように半角大括弧でその存在を示し、一行で記載している。
  • なお、文面の都合により適宜改行を行っている。

現代語訳および解釈について

  • 基本的に、上記文献を参考とし、原文の意図・表現に忠実な現代語へ訳すよう努めている。
    • なお、訳の意味を取りづらくなるものについては、原文にない言葉を補うことがある。
  • 解釈の複数あるものについては、より一般的な解釈をもとに製作するよう心掛けている。
    • また、採用外の説に関しても、代表的なものに関しては、触れることがある。
  • 一部、筆者の私見を交えている部分があるが、これに関しては明記するよう努めている。
  • 地名などのよみに関しては、基本的に解説部および語句ページ内に記載する。
    • ただし、言葉遊びのような表現で、そのよみが話の理解に必須である場合には、そのよみを半角丸括弧で示すことがある。
  • 枕詞などの表現については、タクブスマ新羅ハタススキ屠りという具合に、枕詞のよみと係る言葉を連続で書くことがある。

歌謡番号のズレについて

歌謡番号に関して、日本古典文学大系「古代歌謡集」を基にしているが、この古事記歌謡の番号にズレが発生することがある。
具体的には、手元の「古代歌謡集」では、記3番を、夜知富許能 迦微能美許等から始まり、許登能 迦多理碁登母 許遠婆までを1つの歌とカウントしており、こののちの番号が1つ少なくカウントされている

この処理について、一旦保留とし、
当分の間は当該参考文献の通りに記載する (ズレた状態のまま記載する)ものとする。

注意箇所は下記。

やほに・やおに